産婦人科のエキスパートを育てる『鍼灸師のための周産期ケア講座』、7月から東京で開催
2025.06.20
産婦人科エキスパート鍼灸師を養成する『鍼灸師のための周産期ケア講座 東京Edition』が、7月27日(日)、8月24日(日)、9月28日(日)の3回シリーズで開催される。会場は東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターを予定、主催は辻内敬子先生(せりえ鍼灸室)が代表を務める女性鍼灸師フォーラム。
同講座は、5月に東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会主催で開催された、産婦人科医の百枝幹雄先生(総合母子保健センター 愛育病院院長)による『周産期の基礎知識』を引き継ぐ形で実施。女性鍼灸師フォーラムが長年取り組んでいる「鍼灸×助産プロジェクト」の一環として催し、目標は以下の2つ。
「妊婦さんを治療するために必要な知識と技術を兼ね備えた臨床力を身につけること」
「産科医や助産師と協力して妊婦さんをサポートするコミュニケーション力を磨くこと」
午前は講義で学び、午後は演習を含むワークショップの時間を設けてしっかりと「インプット」する。本講座を修了したら、11月15日(土)、16日(日)に開催される『第39回日本助産学会学術集会』の企業展示ブースにて、医師・助産師・看護師などの医療従事者へ鍼灸の魅力と効果を直接伝えるスタッフとして活動する「アウトプット」の機会もゴールとして設けられている。
7月開催『助産師の視点で鍼灸師にも知っておいて欲しいこと』は鍼灸師で看護師、助産師でもある井上律子先生(せりえ鍼灸室/みやした訪問看護ステーション)、8月開催『産科領域の鍼灸マッサージ 最新エビデンスと治療の実際、ほか』は小井土善彦先生(せりえ鍼灸室院長)、豊久美先生(横浜医療専門学校教員)、9月開催『東洋医学の周産期ケア』は辻内敬子先生が担当する。
また、全回参加者で、この連続講座の「第1回」と位置づけている5月講座の参加を逃した人には、アーカイブ視聴の特典もあり。
「次世代を担う子どもたちを産み育てる女性の健康支援ができる鍼灸マッサージ師が増えることを願っています。そこで、つわり、腰痛、逆子……と、妊婦さんのつらい症状にも対応できるように、共に学びましょう。ご参加をお待ちしています」と辻内先生。
詳しい内容や参加申し込みは女性鍼灸師フォーラムのページからご確認を。