連載『柔道整復と超音波画像観察装置』252 レントゲンで「異常なし」と診断された第3中足骨遠位端部疲労骨折のエコー経時的観察
2026.03.21
レントゲンで「異常なし」と診断された
第3中足骨遠位端部疲労骨折のエコー経時的観察
小野博道(筋・骨格画像研究会)
50歳代の女性。3週間前に30kmの長距離歩行、その2週間後に2日連続で5km歩行を行った後より右足背部に疼痛が出現した。初診の整形外科ではレントゲン上「異常なし」と診断されたが、疼痛は改善せず、他院でテーピング固定後に当院を受診された。
右第3中足骨遠位端部に限局性圧痛、軽度腫脹、軸圧痛を認め、臨床的に疲労骨折が疑われたため超音波画像観察装置(エコー)にて評価した。初診時エコーでは骨皮質の線状高エコー像は保たれていたが、その周囲の結合組織に高輝度の腫脹像を認め、カラードプラにて血流増加が確認された。これは骨膜周囲の (さらに…)

