編集後記
2020.12.25
▽年も暮れ、結局コロナ一色でしたね。振り返ると、医療としての位置付けという面で、例年以上に業界が翻弄された年に感じます。今号に取り上げた業種別ガイドラインは「医療サービス等」に含まれましたが、先月の総務省の発表で「医業類似行為」に該当すると断言され、さらに緊急事態宣言下で休業要請対象外として病院、薬局とともに「医療施設」に区分けされましたが、医療・介護従事者向けの慰労金は受けられず。何ともはっきりしない上、公助も不十分。これらはやはり業界の政治的まとまりの無さが原因ですね。先日、米科学誌が今年最大の成果を「コロナワクチンの実用化」とし、「様々な力が結集し、革新的な速度で生み出された」とコメントしました。来年こそ「力の結集」。では良いお年を。(和)