『鍼灸師・柔整師のための痛み学―UPDATE』11 痛覚変調に対するアプローチ② 生活改善

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 痛覚変調が生じると薬物治療や鍼灸治療などの効果を減弱させるため、追加の治療的アプローチとして、前頭前野や扁桃体にアプローチすると紹介してきた。今回は、日常生活の中で痛覚変調を改善できる方法について考えてみたいと思う。

 前頭前野の機能を高める方法として、認知行動療法が有名である。認知行動療法では、自分自身で問題を認知し、行動や考えを変えることで脳を活性化させる。臨床心理士の力を借りる場合もあるが、痛み日誌を利用して自分自身の問題に気付き、行動を変えるというセルフケアもある。また、瞑想やマインドフルネスなどは前頭前野の機能を高めると知られていることから、日頃から定期的に座禅やヨガなどを取り入れることも効果的である。さらに、近年、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)という、つらい感情や思考を無理に消そうとせず、受け入れながら自分が大切にしたい人生の方向に進む考え方も注目されている。このように、前頭前野の機能は、日常生活のメンタルケアで活性化できる可能性がある。

 一方、

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あはき学術・教育柔道整復連載

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