第69回信州大学医学部学術講習会 専門医と肩痛・肩こりを診る

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投稿日:2025.12.08

あはき学術・教育

 第69回信州大学医学部学術講習会が10月18日に松本市駅前会館(長野県松本市)とオンラインで開催された。テーマは『肩痛と肩こり』で、主催は長野県針灸師会。

肩痛・肩こりに対する鍼灸のアプローチ

 林健太朗氏(東京大学医学部付属病院リハビリテーション部)は講演『肩痛・肩こりへの鍼灸治療』において、首肩こり(neck pain)はデジタルデバイスの活用などにより、患者数は1990年から10年間でおよそ1億人から2億人と世界的に急激な増加傾向にあると伝えた。

 肩痛については、肩関節周囲炎の中でも特に中年以降に発生し、疼痛や拘縮が特徴的な「凍結肩」に言及。早期の鍼灸介入が有効と研究で分かっており、肩こりは原発性の場合に適応となりやすいと説明した。臨床では、医療面接でレッドフラッグを排除し、評価ののち鍼治療に移る。鍼灸院に多くみられる

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