連載『柔道整復と超音波画像観察装置』248 肩関節エコーの柔整師のための描出と解剖のポイント

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投稿日:2025.11.21

連載柔道整復

腱板や上腕二頭筋長頭腱などを観察する場合を例に

松本尚純 (筋・骨格画像研究会)

 柔整師の臨床において、肩関節は非常に訴えの多い部位の一つであり、その痛みや可動域制限の原因を探る上で、超音波画像観察装置は非侵襲的かつリアルタイムに軟部組織の状態を評価できる強力なツールである。特に、腱板損傷や上腕二頭筋長頭腱炎など、柔整師が日常的に遭遇する疾患の施術補助にその真価を発揮するため、本稿では肩関節のエコー描出における主要な解剖学的構造と、その描出のポイントについて解説する。

 肩関節は上腕骨頭、肩甲骨(関節窩、肩峰、烏口突起)、鎖骨(鎖骨遠位端)から構成されるが、エコー検査では特に腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)や上腕二頭筋長頭腱、三角筋、関節包などに注目する。

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