連載『生殖鍼灸から始まる領域拡大』6 耳と免疫

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投稿日:2025.07.25

連載あはき

 現在、耳疾患の学習と臨床研究に取り組んでいます。修正を重ねながら千人を超える患者さんに治療を行ってきた結果、昨年から明らかに改善率が上昇したのです。そこで昨年来院した約60人の患者さんの経過を耳鼻科の効果判定法に基づき計算すると、有効率が約80%に達しました。次に、今回の修正で改善率が大きく上昇した根拠ですが、やはり重要な知識が免疫学にたくさん潜んでいます。

 例えば、ヘルペスウイルス5型であるサイトメガロウイルスの抗体保有率が近年低下しているとされています。これは、衛生的になりすぎて幼少期に不顕性感染を済ませて抗体を保有しているはずが、成人になってから一次感染が成立すると顕性化しやすいと考えます。成人になってからおたふく風邪やはしかに罹患すると大変なことはご存知でしょう。

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