連載『食養生の物語』141『一日何食?』

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投稿日:2025.02.23

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 「胃腸の調子が良くないとき、なにを食べればいいですか?」と尋ねられることがあります。いつも「なにも食べなくていいんじゃない」と返しています。胃腸が優れなければ胃腸を休めるために何も入れないのが一番いいはず。

 一日三食食べなければいけないとか、朝食は食べなければならないという思い込みがあるために、「なにを?」とは尋ねても「なにも」という選択肢は出てこないのかもしれません。特に朝食については学校で「朝食を食べていないと忘れ物をする」などと指導されてきた名残でしょう。

 日本で朝食を摂るようになったのは300年くらい前からと歴史は浅いようです。もともと農耕民族は夜明けとともに田畑に出て、気温が上がる午前10時くらいに家に戻り、朝と昼を兼ねた食事をしていました。午後にまた作業に出て夕方には戻って夕食、日が沈んで暗くなれば床に就く生活で、一日二食が基本でした。

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