エクスナレッジから新刊 足が速くなる解剖図鑑
2024.11.21
投稿日:2024.08.09
7月後半から、秋の気配が忍び寄るようになった。日中は殺人的な暑さではあるが、明け方はすっかり涼しい。山に入れば7月半ばから虻が飛来し、最近は夜の野菜の水の吸い上げが少なく夜露を感じさせるような空気が漂う。今年は土運太過なので土地に含有する水が多いために雲の発生が多いようだ。
このような気温の時は、暑さが酷いのにもかかわらず、身熱の反応より下肢に障害が現れやすく、浮腫みや引きつり、痺れが多く現れ、脱力して動けなくなる場合もある。そのような人は決まって過食系の人が多いのだ。
常は川端が担当している70代後半で小柄な女性の谷村さんに、たまたま横転先生が当たることになった。谷村さんは、狭窄症により下肢神経症状が現れ痺れや脱力を訴えていた。糖尿があるにもかかわらず食べるのが好きで、注意されても饅頭を食べては具合が悪くなるということを繰り返していた。
「婆さん、足の具合はどうや。痺れはマシになったか」
と横転先生が言う。
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