連載『柔道整復と超音波画像観察装置』226 右第5中手骨頸部骨折の一例

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投稿日:2024.01.25

柔道整復連載

塚田 悟司(筋・骨格画像研究会)

【患者】
50歳代、男性、教職員

【主訴】
右手尺側の腫れ、機能障害

【現病歴】
 2023年10月15日、空手の練習中に片膝をついて床と水平に置いてある板の試し割りをしていて、なかなか割れずに3度突いた。板は割れたが無理に突いたことで、直後から右拳尺側に腫れと第4・5指の可動域制限が出現した。痛みはあるが我慢できる範囲で、翌日になっても症状が変わらないため不安になり来院した。空手歴は3年ほどで、週2回の稽古をしている。

【所見】
 右手全体に腫脹があり特に第5指MP関節から手背に著明であり、右第5中手骨頸部に圧痛著明、骨性の隆起が触知できる。腫脹と疼痛により手指の運動が制限されており、第2・3指はかろうじて動かせるが、第4・5指はほとんど動かせない。特筆すべき既往歴はない。

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