連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』69 コロナが明けて

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投稿日:2024.01.10

あはき連載

 あけましておめでとうございます。今回は学術から離れて、COVID-19の影響を振り返りつつ、強い院づくりについて書いてみます。

 当院は、本院が京都市中心部、分院が滋賀の栗東市にあります。基本施術費は昨年まで本院5,700円、分院5,600円で、両院ともベッドは2台。受入は本院は週に6日、分院は週に3日半のみですので、実質的にはベッド3台で週6日ほど稼働する規模です。通院者数はコロナ前、令和元年は8,281人、コロナに突入した令和2年は7,581人、少し収束の気配もあった令和3年は7,960人、オミクロン株が流行した令和4年が7,597人、そして昨年は8,037人で、コロナの影響はほぼ脱したと見ています。

 医療では患者さんが来るのを待つというスタイルですが、昨今ネットを使った様々な集患戦略が出現しました。しかし当院はホームページ以外には何も採用しません。消極的なのではなく、理由があって採用しないのです。当院には、不妊の他にも様々な愁訴の方も来院されますが、ほぼ皆さんがきちんと通院されます。つまり継続率が高く、集患する必要がないわけです。私が開業した時の先輩鍼灸師の言葉が今も心に残っています。

「いつまでも広告宣伝するなんて情けないことはするな」

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