「杉山和一記念館」が開館10周年! 杉山検校の業績を伝え、遺志を継承する

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投稿日:2026.03.06

あはき学術・教育
江島杉山神社の境内にある記念館。奥に見えるのが本殿

江島杉山神社の境内にある記念館。奥に見えるのが本殿

 江島杉山神社(東京都墨田区)の敷地内にある「杉山和一記念館」が、今年の4月で開館10周年を迎える。公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会が、江戸時代に杉山流の鍼術・あん摩術を指導伝授していた「杉山流鍼治講習所(学問所)」と同じ地に、「鍼灸あん摩博物館」と「杉山鍼按治療所」が入居する記念館として設立。杉山検校の業績を多くの人に伝えてきた。

杉山検校の視覚障がい者に対する鍼あん摩教育

 鍼灸あん摩博物館では、杉山検校にまつわる資料や、鍼灸、あん摩、漢方など伝統医学の歴史的資料を展示している。注目すべきは、視覚障がい者の教育に特化した資料を多く所蔵し、見たり触ったりできるところ。

 博物館でまず見ておきたいのが、講習所での教育をかいま見ることができる資料群。杉山検校が講習所を開き、多くの視覚障がい者に鍼あん摩を生活の術とし自立の道を開けたのは、その教育システムにあったという。杉山検校が学んだ当時は、師弟制度のもと口伝で教育を受けるのが常であった。巡り合わせや、環境など、本人の努力が報われない要素も大きかったところを、学術の面においては所定のテキストを暗記させ、試験を実施し合否判定を行った。

 そのテキストとされた、杉山流三部書をはじめとする書籍が展示されている。試験はこれらの丸暗記を必須とする厳しいものだったそう。合格すると、目録の巻を授与し皆伝とした。

鍼灸あん摩博物館の内観

鍼灸あん摩博物館の内観

中央が杉山流三部書。他にもケースにあるすべての書籍が暗記必須とされた

中央が杉山流三部書。他にもケースにあるすべての書籍が暗記必須とされた

目録の巻の実物。文字がびっしりと綴られた風格のある巻物になっている

目録の巻の実物。文字がびっしりと綴られた風格のある巻物になっている

 さらに、全国の

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