令和5年度の柔整療養費は2,759億円、2年連続減少
2025.10.22
投稿日:2025.10.27
明治国際医療大学鍼灸学科付属鍼灸センターにて、9月26日より新たに美容部門「oberio(オベリオ)」が開設され、受け入れを開始している。特筆すべきは、発案から開設に至るまで学生中心で進められているということ。現在は5名の学生が、授業や部活動と並行しながら教員のサポートのもと運営を行っている。

プロジェクトの発端は同大学講師の山崎翼氏(鍼灸学部鍼灸学科)と鍼灸学科3回生の林孟彦さんの日常の会話から。治療のために鍼灸を学んでいたが、興味を持ちやすい美容に鍼灸を活用すれば、健康を維持でき充実した人生が送れると考え始めたという林さん。メンタルを研究するうちに心身と美の繋がりに興味が湧き、「男女とも美容意識が高い今、メンタルを美容から踏み込む『健美』を追求したい」と伝えたところ、話ははずみ美容部門開設のビジョンが広がったのだそう。
学校側としても、学生が中心となる取り組みを進めたいという意向があり、山崎氏においては顔面部の鍼灸刺激と美容・心身への影響について研究に取り組んでおりサポートが可能であったこと、付属鍼灸センターに利用できる施術室があったことなど好条件が揃い、実現に向け動き出した。

山崎翼氏
林さんが鍼灸学科生全体に向け、ポスターで参加を呼び掛けたところ3年生の4名が集まった。参加を決めた動機としては「現場経験を通して自分のスタイルを模索したい。就職や開業に繋げたい」と宮下涼さん。山脇清之朗さんは「他人から分からないような見た目や内面の悩み、体調の悩みは、案外根が深い。美容にアプローチすることで総合的に改善できると考えた」と語る。
また、アスリートのサポートを挙げたのは谷歩莉さんと青田光央さん。谷さんは「立ち上げを経験し、女性アスリートをサポートするスポーツ部門も開設したい」、青田さんは「陸上競技をしているけれど日焼けを完全に防ぐことは難しい。美容は皆の関心事で、役に立ちたい」と思いはそれぞれ。

前列左から谷さん、青田さん、林さん、後列左から宮下さん、山脇さん
全員が国試を控え、勉強や部活動に忙しく励む中、
こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。
この記事をシェアする
あわせて読みたい