【レポート】日体大大学院がフィジー研修を実施―柔整を通じて国際貢献を

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投稿日:2025.09.25

学術・教育柔道整復

交流の中で日本の伝統医療「柔道整復」への関心高い

執筆者日本体育大学大学院保健医療学研究科伊藤譲祁答院隼人

 8月27日~9月3日、当研究科の運動器柔道整復学専攻(博士課程)において、「海外運動器柔道整復学実習」の科目研修を南太平洋のフィジー共和国で実施しました。

実技セッションを開いたナブアの柔道場で記念写真

 フィジーでの研修は昨年に続き2回目で、現地のスポーツ・教育機関と交流を図ったり、柔整技術に関するセッションを開いたりと精力的に行いました。活動の中で連携を深め、実践的な国際交流も展開したほか、活動の一部が現地メディアで取り上げられ、日本の伝統医療である「柔道整復」へ高い関心が寄せられました。

 今回の研修活動は、以下のフィジー国内の主要メディアで紹介されました
1.MaiTVhttps://maitvfiji.com/judo-therapy-specialist-conducts-hands-on-training-and-support-to-fiji-sports-organizations/
2.The FIJI Timeshttps://www.fijitimes.com.fj/timely-visit/
3.Fiji Villagehttps://www.fijivillage.com/news/Japanese-delegation-plans-to-establish-Bone-Setting-Centre-in-Fiji-r485fx/
4.FBC NEWShttps://www.fbcnews.com.fj/sports/fiji-to-benefit-from-japanese-traditional-sports-medicine/

フィジーのトップスポーツ団体と面談、「将来的な連携強化を」

 今回の研修では、昨年の『フィジーを広く知る』というテーマからもう一歩前に進め、『選択と集中』を掲げて、より専門性を生かした交流を図りました。

 まず、フィジーオリンピック委員会を訪問し、最高責任者のVanessa Kiliner氏と面談。フィジーのスポーツ現場が直面する課題に対して「日本の柔整師がどのように貢献できるか」と、具体的な意見交換を行い、今後の継続的な連携に向けた確かな一歩を刻みました。

 続いて、在フィジー日本国大使館を表敬訪問し、参事官の髙田勇深氏にこれまでの活動と今後の展望を報告しました。髙田氏は接骨院を利用した経験を持ち、柔整への理解も深く、終始和やかな雰囲気で懇談が進みました。また、当学理事長の松浪健四郎とご縁もあり、活動に対する激励を受けました。

フィジーオリンピック委員会と面談(奥中央がCEOの Vanessa Kiliner氏)

在フィジー日本国大使館へ訪問(後列の右から3人目が髙田参事官)

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 首都・スバでは、当地の2つの高校で生徒たちにテーピングの実技指導を行いました。

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学術・教育柔道整復

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