今日の一冊 なぜテンプライソギンチャクなのか?

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投稿日:2025.06.24

今日の一冊

泉 貴人 著
晶文社 1870円

 イソギンチャクの新種発見数24種で、日本人歴代トップの著者が東大落研で鍛えた話芸をもって、「俺が」「俺の」と超強気にしゃべり倒す。えび天そっくりの表題の他にも「イチゴカワリギンチャク」や「リュウグウノゴテン」など、印象的な名前を付けたその経緯が余すことなく語られる。

 「俺様」な文体とは裏腹に分類学の専門書としても詳細に記されており、学問としての楽しさや研究者の奮闘を垣間見ることができる。肩肘張らずに読めるのに、読み終わる頃には分類学の見方が少し変わっている、そんな一冊。

今日の一冊

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