桜雲会から新刊 日本盲人生業史―杉山検校伝

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投稿日:2025.05.30

新刊案内あはき

 社会福祉法人桜雲会より『日本盲人生業史―杉山検校伝』が発刊された。著者は公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会の設立にも尽力した河越恭平氏。A4判、144頁。定価3300円(税込)。

 本書は同財団が所蔵する古書を総点検した際に発見された河越氏の手書きの文書と、同氏が昭和34年に発行した『杉山検校伝』を合体・整理し、活字に起こしたもので、伝記として杉山和一の人生を追いつつ、盲人が就く職業や社会とのかかわり方についても時代を追って解説する歴史書である。

 鎌倉時代の琵琶や笙などの楽器奏者、江戸時代の盲人互助組織「当道座」など、生業となった背景が記されている。特に当道座に関する記述は詳細にわたり、年中行事や経済活動、服装、作法など、江戸期の社会的な背景と合わせた解説は非常に読み応えがある。

 古代から近代にいたる盲人史、江戸期における鍼灸史を語る貴重な一冊。

上記の書籍を抽選で2名に読者プレゼント
 ハガキに希望の本のタイトル、郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記し、

 本紙編集局(〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-2-1 梅新21ビル)まで。

 7月10日到着分まで有効。

新刊案内あはき

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