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2024.11.19
投稿日:2024.07.25
錦房株式会社から新刊『医療のパラダイムが変わる 鍼灸の再発見』が刊行された。著者は矢野忠氏(明治国際医療大学名誉学長)、監修は一枝のゆめ財団。A5判182頁。定価は3,080円(税込)。
鍼灸医学の面白さや偉大さは根底となる世界観や生命観に由来し、そこに古代中国から連なる科学的思考が乗る形で構成されていると著者はいう。本書は、鍼灸の思想や新しい鍼灸医学についてなど4章に分けられ、図表も豊富に用いて解説する。
また第2章では「皮膚」についても取りあげており、体を覆うただの膜ではなく、優れた感覚器であること、刺激や接触によってストレスの原因物質を抑制し、一方でリラックス効果を与えるホルモンの分泌を促すことなど、鍼灸施術を通して脳を整えることも可能だいう。
著者は「鍼灸療法は受療者のwell-beingを支援する医学」であり、受療後には症状の軽減だけでなく、軽やかな心地を伴う「感動できるからだ=well-being」を創ることができると語る。疾病構造の変化で鍼灸の方向性も変わりつつある近年、これまでとこれからを見つめ、手を引いてくれる一冊。
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