連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』73 生殖鍼灸の夜は明けて2

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投稿日:2024.05.10

あはき連載

 前号で、5月24日〜26日に仙台で開催される第73回全日本鍼灸学会学術大会(実行委員長三瓶真一先生/現福島県鍼灸師会会長)において生殖鍼灸が演題に取り上げられるまでの経緯に触れました。

 さて業団に目を向けると、約15年前、東京で開催された第5回日本鍼灸師会全国大会の症例報告会で、私は初めて不妊を取り上げました。その頃は不妊に関する周知がなく、事前演習で大御所の先生から「子どもなんてやりゃできるんだよ!」と罵声を浴びせられましたが、当日は満席となり質問が飛び交いました。

 全国大会が京都で開催された時は、三瓶先生と私(当時京都府鍼灸師会理事)で「五百症例からあなたが選ぶ症例報告」として、標題のみの500症例から、聴講者の投票で演題を決定し、翌日に発表するという前代未聞の講演を行いました。前夜私たちはホテルの部屋にこもって、スライドを作成したのです。結果、当日の会場は立ち見ですら入れない状況となりました。

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