鍼灸師として、作家として 古都こいと先生特別インタビュー

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自身の経験生かした児童小説が文学賞受賞

 昨年11月に株式会社Gakkenの児童小説レーベル「ティーンズ文学館」より『きさらぎさんちは今日もお天気』が出版された。著者は鍼灸師の古都こいと先生で、同年2月に日本近代童話の父とも評される小川未明を冠する第32回小川未明文学賞にて本書の前身『如月さんちの今日のツボ』が大賞を受賞。出版社の目に留まり、編集・改題され今回の出版へとつながった。

 本書は小学校高学年をメインターゲットとした児童小説で、自宅は鍼灸院、父親は鍼灸師という主人公の少年が家族や友人と触れ合い成長していく姿が描かれる。作品への思いや鍼灸師・作家としての心構えなどを聞いた。

古都こいと先生と受賞作の『きさらぎさんちは今日もお天気』

鍼灸師と作家、それぞれを目指したきっかけは?

 先に目指したのは作家でした。子どもの頃から本の虫で、読み続けるうちに自然と書くことにも興味を持つようになり、社会人として働きながら執筆活動も並行していました。鍼灸師を目指したのはこの頃で、体調不良で治療を受けた際に、体の治療はもちろん、心まで支えてもらった実感が興味を持つきっかけでした。その後、養成校に通って鍼灸師になった、という流れです。

 作家としてのデビューはさらにその後で、別の出版社の新人賞入選とその作品の書籍化のタイミングです。だから、目指したのは作家が先、デビューしたのは鍼灸師が先という形ですね。

鍼灸師と作家の二刀流ですが、軸足はどちらにあるのでしょうか?

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