第25回日本スポーツ整復療法学会大会 スポーツ整復療法の発展

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投稿日:2023.12.08

学術・教育柔道整復

佐竹弘靖氏(専修大学教授)の大会長挨拶

 日本スポーツ整復療法学会(JSSPOT)の第25回大会が11月12日に大阪府吹田市の明治東洋医学院専門学校で開かれた。

 

本人の過去のデータがコンディションの判断基準になる

和田美和氏

 柔整師で公認スポーツ栄養士でもある和田美和氏(わだ整骨院院長)は、1964年の東京五輪以前はスポーツにおける栄養の重要性は認知されていなかったと振り返った。1988年のソウル五輪の日本選手の成績不振で関心が高まり、1992年のバルセロナ五輪で男子柔道と陸上でスポーツ栄養学の導入と管理栄養士・健康運動士の同行が行われ、2007年に公認スポーツ栄養士の育成制度が開始されたと説明した。

 公認スポーツ栄養士になるには、実習を含む養成講習を受講し試験に合格する必要があるが、申請時に管理栄養士であり、かつ日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた者など条件があるため狭き門だと話した。認定されると、「スポーツなどにより身体活動量が多い人に対し必要な栄養学的理論・知識・スキルを体系化したもの」であるスポーツ栄養学に基づく栄養管理を専門家として行えると述べた。

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