連載『先人に学ぶ柔道整復』三十三 一松定吉(後編)

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投稿日:2022.10.10

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敗戦後のGHQに柔整師身分の擁護訴える

 1947(昭和22)年、戦後の新憲法による国会の選挙が4月に行われました。その結果、6月1日に片山哲内閣が組閣され、一松氏は厚生大臣に就任します。一松氏はその前年の5月、全日本柔道整復師会の会長を辞任し、名誉会長となっていました。その後継者として小林大乗氏(医学博士)が会長に就き、会の名称も日本接骨師会と改められました。

 戦後処理の真っただ中、柔整業界も重大な局面に直面していて、新憲法施行により1947年12月末日限りで従来の各省令は失効されることになり、これに伴って按摩術営業取締規則も廃止されることとなったのです。これを受け、日本接骨師会は国会及び関係各省庁の了解を得て、柔整師の身分法を獲得しようと動き出し、終戦後の柔整師の単行法制定に向けて活動を始めました。

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