連載『汗とウンコとオシッコと…』217 夏の余波

  • TOP
  • 連載『汗とウンコとオシッコと…』217 夏の余波

投稿日:2022.09.09

連載

 立秋を迎えた途端、空が高くなった。8月末、朝の7時頃には自然界の風や虫のさえずり、水の流れる音は秋の商音(D)を奏で、夜になると涼風が吹き収斂の気を感じさせる。

 このような時は、夏に放熱が不足していると秋口に咳嗽の病を引き起こすのだ。乾いた咳、喉の痛みなど今ではコロナの異種株の症状ではあるが、『素問』が書かれた時代では、瘧(おこり)と謂われるマラリア感染者が秋口に発病しやすいとされていた。そして現代、夏の冷飲過多や、熱中症予防で過度な冷房に中ることで、マラリア感染でなくとも肺に関わる病を醸し出すこともあるのだ。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

連載

この記事をシェアする

広告 ×

本研究会は、日本で最大数の臨床実績をもつ「塩川カイロプラクティック」が主催されている内容で、現場で即活かせる”哲学×科学×技術”を総合的に学ぶ絶好の機会となります!

全柔協 R7年度 カイロ&オステ研究会OPEN