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連載『織田聡の日本型統合医療“考”』192 法制度と実臨床の乖離

投稿日:2022年8月10日

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上における位置付けの見直しが議論されています。もう全数把握はしないほうがよいというのが、大多数の現場医師の見解です。私の聞く限り、制度と臨床の乖離が著しく、コロナ病床が埋まっているのも、「骨折して入院したら陽性」や、「予定手術で入院したら陽性」など、他の疾患で入院したらコロナ陽性だったという例がほとんどだといいます。重症化もデルタ株の頃に比べて少ないことから、第7波で生じた法制度の歪みを今後どのように柔軟に対応させていくのかが重要です。

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