第29回日本刺絡学会学術大会 養成校での教育目指し検討

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投稿日:2022.01.25

あはき学術・教育
清水会長「卒業まで知らない学生も」

 第29回日本刺絡学会学術大会が昨年11月21日、オンラインで開催された。

清水会長の講演の様子

 会頭講演『刺絡をとりまく教育』では、同会会長の清水尚道氏が登壇。あはき合わせて100を超える養成校中、日本刺絡学会として講義を行っている学校数はわずか6校だと紹介。教科書での言及もごくわずかなため、刺絡を活用する施術者の多くは勉強会などで自主学習しており、卒業まで刺絡を知る機会がなくてもおかしくないとした。また、「毫鍼を用いず、学校で習わない」という意味で立ち位置が近い治療として小児鍼を挙げ、刺絡は衛生操作や安全面におけるハードルがやはり高いと指摘。養成校教育の中で刺絡実技の実施は難しくとも、正確な知識を取り入れられるよう学会として推進していく必要があるとした。

「瀉血の一部」だが「切開ではない」

 教育講演『汎用性のある刺絡教材とは』では、同会主催の検討委員会で作成した学校教材用『刺絡鍼法概論』の内容を、理事の奥野浩史氏が紹介した。

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