オン資導入のYouTube説明会、厚労省が今週末に
2024.11.19
投稿日:2021.09.24
塚田 悟司(筋・骨格画像研究会)
肘関節後⽅fat pad signは、肘関節内に液体貯留を表すものであり、肘関節周囲の外傷においては非常に重要な所見である。超音波画像診断装置では、正確に血腫か水腫どちらかを判断することはできない。しかし、肘関節内に骨折がある場合には脂肪滴を含む⾎腫が現れる。外観や症状だけでは判断できない細かな骨折を見逃さないためにも、今回は脂肪滴を含む⾎腫が⾒られた症例を報告する。
46歳女性。ドッジボールをしていて転倒した際に肘を床に強打し負傷。受傷直後から痛みと腫脹が強くなり、肘の屈伸ができなくなったため受傷当日に来院。初診時、疼痛、腫脹ともに著明。軸圧痛、叩打痛あり。強い疼痛により肘関節の運動が制限されており屈曲30~40度の位置で保持している。保持している肢位から屈伸10~15度程は自動運動可能だが、それ以上の屈伸運動は自動・他動運動共は不能。疼痛は肘関節全体にあるが強い限局性圧痛は見られなかった。特記すべき既往歴はない。肘関節内の骨折の可能性があるため後方fat padを描出した。
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