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2024.11.19
投稿日:2018.11.10
新薬の狩人たち―成功率0.1%の探求
早川書房 2,160円
ドナルド・R・キルシュ 著
新薬の探求法は植物の採集に始まり、化学の応用や土壌微生物の利用、遺伝子工学など、多彩な進化を遂げてきた。しかし、創薬プロジェクトが医薬品に結実する可能性は現代でもわずか0.1%に過ぎず、神農が百草をなめていた頃と大差無いかもしれない。お金、忍耐、創意工夫、そして「幸運」――。新薬の探求者に必要な条件として梅毒の特効薬・サルバルサンを発明したエールリヒが挙げている。「夢の薬」を追い求めてきた新薬の狩人(ドラッグハンター)たちのドラマを、自身もベテランの新薬探求者である著者が描く。
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