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柔道整復 連載

連載『柔道整復と超音波画像観察装置』227 膝関節内側側副靱帯損傷

投稿日:2024年2月25日

竹本 晋史(筋・骨格画像研究会)

 14歳男性、年末にキックベースボールの守備中、ランナーがベースにスライディングをしてきた時に相手の足底部が左膝関節の外側に強く当たり、膝関節が外反強制されて発症。受傷直後は激痛でうずくまり立てなかった。帰宅時には自転車を漕いで帰ることが出来たが痛みは強かった。帰宅後はアイシングを行いバンテージで簡易な固定をしていた。

 正月が明けて当院を受診。歩行は出来るが痛みは伴うとのこと。視診で左右比較すると患側である左側の膝蓋骨の輪郭が若干、ぼやけており、腫脹が認められる【写真①】。

写真①

 外反ストレステストを行うと患側に動揺が認められる。そこで超音波観察装置(以下:US)で観察した【画像①】。

画像①

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