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第27回日本統合医療学会学術大会 健康長寿めざし統合医療の実践を

投稿日:2024年2月9日

 第27回日本統合医療学会学術大会が昨年12月16日、17日に静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ(静岡市駿河区)にて開催された。テーマは『健康長寿と統合医療―こころ・からだ・たべもの・くすり』。4年ぶりの対面開催で500名を超える参加者が足を運んだ。

 会頭講演で山田靜雄氏(静岡県立大学薬学部特任教授)は健康長寿と統合医療をテーマに講演した。

山田靜雄氏

 キューバが高度な福祉や予防医療への注力で注目を浴びている例や、アメリカでは補完代替医療の浸透に関する調査が国会で報告され、米国国立代替医療センターの設立(1998年)に至っている例を紹介し、海外ではかねてより国家ぐるみで予防や補完代替医療に携わってきたと示した。

 統合医療について「近代西洋医学を中心として、伝統医学や相補医療を統合して全人的医療を患者中心に行うものである」と医学博士の故渥美和彦氏の言葉を引用し、医療従事者や地域住民が社会プロジェクトとして取り組む必要性を伝えた。WHOは健康を「身体、精神、および社会的によい状態、病気ではないとか、虚弱でないということではない」と定義しているとも示し、テーマにある「こころ・からだ・たべもの・くすり」は相互関係にあり健康に影響を及ぼすと説明した。中でも薬の多剤併用は各要素に深刻な影響を与えると問題視した。

 また、社会や人とのつながりが死亡リスクに与える影響、運動により分泌されるホルモンの効果、自然や食物が五感を通じてもたらす効果なども統計などをふまえ解説し、統合医療の実践を呼びかけた。

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