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あはき

日本小児はり学会第17回学術集会 小児はりの定義を考える

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 11月12日に日本小児はり学会の第17回学術集会がオンラインで開催された。
 会長講演で井上悦子氏(日本小児はり学会会長)は、過去の出版物などをもとに「小児はり」の呼称について変遷をたどった。

 小児はりが盛んに行われ始めた江戸時代後期から大正にかけて「小児はり」と通称されていたようであるが、医学博士の藤井秀二氏が「小児鍼(しょうにしん)」と呼称し始めたのを発端に「小児鍼」「小児針」が広がったという。しかし、現代は音の響きの柔らかさなどから「小児はり」が改めて好まれる傾向にあると説明した。また、「小児はり(小児鍼)」という言葉には①鍼法(皮膚刺激)、②針具、③小児の鍼灸治療と3つの意味が混在していると述べ、「学術用語として共通の概念を定義したい」とシンポジウムに話題を繋いだ。

井上悦子氏

現状から共通概念を探る

 シンポジウム『小児はりを定義していくために』では意義や共通概念について話し合われた。座長は鈴木信氏(米山鍼灸院院長)。

 大東孝文氏(株式会社カナケン)はメーカーの立場から、小児はりとして国内で販売されている道具を紹介し、一般医療機器に分類されると述べた。それ以外の器具は雑貨と分類され施術に利用する際は衛生面や安全性に特に配慮が必要であると注意を促した。

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