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あはき

本紙主催座談会  #音楽と鍼灸 「メガパン先生」×学生で

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”アーティスト専門鍼灸師”目指す後輩らと語る
「勝ち負けなく、みんな笑顔で帰れる音楽」支え

 7月31日、鍼灸柔整新聞主催イベント・座談会「♯音楽と鍼灸」を大阪医専(大阪市北区)で開催しました。ミュージシャンの支援活動で知られる「アーティスト鍼灸師」、メガパン先生こと野田峻也先生(大阪医専特別講師)と、その姿に憧れ、同じ道を歩む鍼灸学生3名の対談です。アーティストを支えるのに必要なものは――学生さんと共に聞きました。

「メガパン」こと野田峻也先生

町の鍼灸師との違い「ゴールの高さ」

 最初のテーマは、アーティスト鍼灸師とはそもそも町の鍼灸師とどう違うのか。学生さんたちは町の鍼灸院に、▽長時間患者さんを診たり、逆に数をこなす、▽痛みや症状ありき、▽高齢者や部活の学生中心といった印象があり、アーティスト鍼灸師には逆に調整が主というイメージがある様子。対するメガパン先生の答えは……「どちらの治療も一緒です!」。普通の患者さんも「明日の大事な仕事までに何とかしてほしい」といった思いは変わらず、違いがあるとすれば「求められるゴールの高さ」。例えばリハーサルで声が出ない。メイクして打ち合わせをしたらステージまでの時間は5分足らず――そんなケースでも「これだけは何とか」の要望を吸い上げ、叶えるのが役割と語りました。

ツアー・フェス活動 信頼は「一回勝負」で

 次は実際の活動をメガパン先生が紹介。ツアーでは2時間前に来て挨拶周りをし、楽器と一緒に搬入してもらったベッドを楽屋に広げてスタッフにヒアリング。アーティスト到着後、多い要望は「まだ起きていない身体を起こす」こと。喉への刺鍼や、背中を緩めて肺活量を上げる施術を1人最大30分程度行います。リハーサルにも同席し、声や動きを自分の耳と目でチェック。音響やマネージャーの意見も聞き「もう少し高音を」など本番前の細かな要望に対応。時に本番中も舞台袖に待機、一時的に引っ込んだ1分程度の間に、口にライトをくわえて立ったまま施術することもあるとか。複数の現場を掛け持ちしているため、早朝に飛行機に飛び乗って移動中に睡眠を……といった日も多いそうです。
 人数の多い音楽フェスでは4、5人のスタッフと現場入り。

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