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連載

連載『柔道整復と超音波画像観察装置』193 小児大腿骨遠位端部「外骨腫」一例

投稿日:

小野 博道(筋・骨格画像研究会)

【患 者】11歳男子、少年野球の選手
【主 訴】キャッチャーをしている際の太ももの痛み
【経 過】3カ月前から、キャッチャー用の防具のプロテクターを装着していると防具の縁が膝上に当たり、気になるようになった。直近の2週間くらいから膝上の隆起が大きくなっていることに気付き、防具との接触性の疼痛と膝関節の屈伸時痛が出現していたので来院した。
【病 歴】特記すべきものなし
【所 見】左大腿骨内側遠位部に横3㎝×縦5㎝の硬い腫瘤が触知された(外観写真参照)。圧痛(―)、熱感(―)、夜間痛(―)、安静時痛(―)、膝関節の関節可動域(―)、腫瘤の可動性(―)、体温36.3度平熱、触診上腫瘤表面は滑らかである。

 明らかな外傷起因が無く、軟部組織損傷ではないと判断し超音波画像観察装置で観察した。長軸像【画像①】にて、

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