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美容鍼、「HIFU」希望の患者層にも訴求可 鍼灸師を雇用する皮膚科医が講演 兵庫県鍼灸師会 学術講習会

投稿日:2021年1月25日

 兵庫県鍼灸師会(森口一也会長)の学術講習会が昨年12月6日、同師会会館(神戸市中央区)とオンライン併用で開催された。

川﨑加織氏

 『皮膚科医が教える美肌の作り方―美容医療と美容鍼の効果とは』をテーマに川﨑加織氏(皮フ科かわさきかおりクリニック院長)が登壇。皮膚の構造やターンオーバー(代謝)の仕組みについて概説した後、日光性色素斑やADM、肝斑などのいわゆるシミやあざ、基底細胞癌や悪性黒色腫といった皮膚癌にも触れた。皮膚・美容における診療域を自費診療の美容外科・美容皮膚科、保険診療の一般皮膚科に分類し、鍼灸治療は美容皮膚科と一般皮膚科両方の領域にかかわってくると解説。肌への鍼は創傷治癒によってコラーゲン・エラスチンの産生を促し、たるみや小じわ、くすみ等にはある程度効果的ではあるが、シミには効果が乏しいと考えるべきだと述べた。美容鍼は、リフトアップ効果があるとされ美容皮膚科等で用いられているHIFU(高密度焦点式超音波療法)の施術を希望する患者層を取り込むのに好適であると指摘。ただ、細かい設定や安定した照射ができる医療機器と異なり、美容鍼による効果は施術者の技術に依存すると話した。

 川﨑氏のクリニックでは現在2名の鍼灸師を雇用しているが、兵庫県西宮市を中心とした自身の「商圏」には他に類を見ないと説明。「一般的には皮膚科が鍼灸師を雇うというケースはまだまだ少ないのでは」としつつも、「今後増えていくかもしれない」と述べ、鍼灸師の職域拡大の可能性を示唆した。

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