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連載『汗とウンコとオシッコと…』213 上気強制

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 4月下旬なのに涼しい。秋のように粛殺されそうな風を受ける。通常は新緑の芽が目立ち、山々が青々として、古い葉と若い葉の境目がはっきりする頃合いなのだが、くすんだ感じに見受けられる。春の代表的な食べ物のタケノコも伸びてはいるものの、冬の雨の少なさで甘みが少なくえぐいモノが多いそうだ。つまり不味い。五月に見られる藤の花も鮮やかなライトパープルではなく何かくすんでいる。これも雨の少なさの影響だろう。こんなときは人の身体はどうなる?
 水が少ない時は、火旺するか木気が上がる。しかし、涼しさの影響で肺気優位となり、木の条達が損なわれ、上がり切らない。そして中途半端な木象を現し、頭痛や眩暈ではなく、右肩の痛み、特に心の火象が無いのにもかかわらず、小腸経への疼痛の投射が多くなるわけだ。

「先生、聞いてくださいな!」

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