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連載

連載『織田聡の日本型統合医療“考”』175 芍薬甘草湯の副作用について

投稿日:2021年11月25日

 前回は、こむら返り「有痛性筋攣縮」の話をしました。そのメカニズムについてもう少し説明していきます。

 こむら返りに対する芍薬甘草湯のエビデンスは、よく検討されており散見されます。例えば肝硬変の患者を対象にした二重盲検群間比較試験などがありますが、芍薬甘草湯群に明確な有意差を持って有効性が示されています(熊田卓他:臨床医薬, 15:499-523, 1999)。他にも、こむら返りを起こしやすい透析患者が発症時に頓服した場合、88.5%で有効であり、頓服からわずか5分以内に疼痛消失した事例も報告されています。糖尿病患者がこむら返りになるリスクは健常者の6倍と言われていますが、芍薬甘草湯で90%の改善を認めたという報告もあります。また脳血管障害患者のこむら返りの有病率は

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