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連載

連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』39 レーザーリプロダクション学会

投稿日:2021年7月9日

 私が初めて医師の前で講演したのが4年前、表題の学会が東京で開催された時でした。東京の徐大兼先生から「こんな依頼を受けないか」と言われての登壇。その時の緊張は、今でも覚えています。前夜には徐先生が特上のうなぎをごちそうしてくれました。日本全国から生殖専門医、胚培養士、看護師さんらが参加する、規模は大きくはないですが、紛れもなく生殖医学の学会です。登壇する前に見渡すと、当院の近隣の先生や有名な先生が来られていました。その数、200人くらいだったでしょうか。実は事前に当院に通院中の妊活患者さんの体外受精における採卵成績の整理を進めており、約10年分のデータを当院通院中の医学系研究員の方に統計処理をお願いしました。結果は「有意差あり」となり、その方から「学会で発表しても大丈夫です」と言われたちょうどその時に徐先生から誘われたのです。講演終了後、医師の方々からお世辞のような言葉を頂きましたが、あながちお世辞ばかりではなかったと思ったのは翌年、翌々年と続けて招かれたから。東京、福岡、大阪と続き今回は神戸で、英ウィメンズクリニック院長の苔口昭次先生が学会長。先生が一昨年当院に視察に来られた際、学会で鍼灸の枠を増やしてもらうように依頼、そして調整を頂いた結果、鍼灸師3人が登壇することに。私の推薦で、福岡県の遠藤彰宏先生は「凍結胚移植時の鍼灸・レーザー併用治療」の検証結果を、広島県の田邊美晴先生(香川県厚仁病院生殖医療部門)は「近赤外線照射・鍼灸併用療法継続患者の酸化ストレス値・抗酸化力値の変化」という観点からの考察を、それぞれ発表されます。先鞭をつけた私の役割を引き継いで欲しいと願います。

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