講道館が監修したアニメ「嘉納治五郎伝 柔の道」が6月19日より、ネット動画で配信されている。柔道の創始者・嘉納治五郎の足跡を描いた伝記アニメで、2024年パリ五輪の開催前の公開とあって、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、繁体字の訳文でも視聴可能。
ストーリーに「柔道整復」の話題は盛り込まれていないが、嘉納治五郎が修業時代に学んだ、柔整術の源流の一つである「天神真楊流柔術」が登場する。また、このアニメプロジェクトには日本柔道整復師会と全国柔整学校協会が協賛している。
なお、本紙連載中の湯浅有希子氏(帝京平成大学ヒューマンケア学部柔道整復学科助教)による『先人に学ぶ柔道整復』で、今後「天神真楊流柔術」を取り上げる予定のほか、嘉納治五郎と柔整の関係をテーマとした原稿を掲載している。