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連載『食養生の物語』105 シンプルで繊細な、湯豆腐
春も近いとはいえ夜は寒く、温かい湯豆腐を味わいたくなりますね。江戸時代に書かれた『豆腐百珍』には「湯やっこ」という、煮る湯に葛湯を使って豆腐が浮き上がってきたところを掬い上げて食べる方法の記述があり、今の湯豆腐の原型と考えられています。 湯豆腐は、土鍋にたっぷり目の水をはって、昆布を敷いて、塩を
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