兵庫県高砂市が、あはき施術を受ける高齢者に対して費用の一部を助成する「はり、きゅう、マッサージ等施術費助成制度」を令和6年度より廃止することが分かった。
同制度が開始したのは昭和57年で、高齢者の健康の保持増進に資することを目的に実施されてきたが、利用率減少などを理由に制度の見直しが行われ、廃止を決めた。今年度については、廃止に向けた段階的な縮小措置として、助成券の枚数を減らし実施する。
同市によると、「近年の利用状況のほか、介護予防や移動支援といった福祉事業の拡充を求める声も高齢者から聞かれ、十分検討を行った結果、見直しを図った」と話している。