卒業と入学のシーズン。出費が増えがちのさなか、追い打ちをかけるように「給湯器の買い替え」という大出費の危機にさらされています。突然湯が出なくなり、修理の予約はすぐ取れず。コンロで湯を沸かして自力でバスタブに湯をはり、洗い物は油がすっきり落ちなくてとストレスフルな日々に銭湯通いという楽しみを見出しました。
実は近所に船岡温泉という登録有形文化財の銭湯があり、行ってみるとノスタルジックで豪華な門構えに反して料金は550円。中に進むと先客は常連さんで、「トイレの電気はココ」「この洗面器を使ったらええ」と世話を焼いてくれ、ようやく貫禄ある岩の湯船にドボン。じわじわと体の緩む感じに大いに癒されました。減りつつある街の銭湯で日常から解放されるのはいかが? (中)