横浜にぎわい座(横浜市中区)の11月11日の公演にて、管鍼法の開祖、杉山和一を題材とした演目が講談師・宝井琴鶴(たからいきんかく)氏による神奈川を舞台としたシリーズ講談「宝井琴鶴 神奈川をよむ」で披露される。
同演目は、宝井琴鶴氏が2023年に視覚障がい者への社会福祉事業を行っている社会福祉法人桜雲会からの依頼をきっかけに執筆をはじめたものだといい、幼少期の失明や修業時代、江の島弁天の岩屋籠りなど、和一の半生を読み上げる「苦心の管鍼 杉山和一」という既存の演目を下地に、和一を支えたとされる女性「セツ」の物語を加えたことで、新たに「恩愛の管鍼 杉山和一」として生まれ変わった形だ。
また、同公演に先駆けて会場2階の情報コーナーでは関連展示が11月30日まで開催されている。
宝井琴鶴 神奈川をよむ シリーズ第十弾「恩愛の管鍼 杉山和一」/講談師・宝井琴鶴、ゲスト・神田伊織
日時:11月11日(月)14時開演(13時30分開場)
会場:横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3丁目110番1号)
宝井琴鶴 神奈川をよむ シリーズ 第十弾「恩愛の管鍼 杉山和一」
展示「杉山和一の足跡をたどる 江ノ島、本所一ツ目・江島杉山神社」