脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか
紺野大地/池谷裕二 著
講談社 1,760円
人間は優れた道具を作ることで種の在り方まで変容させてきた。言葉や文字、電気やインターネットなど多くの優れた道具を発明し、生物として驚くべきスピードで進化した。
近頃よく話題に上る「人工知能(AI)」。ネット上に溢れるあれこれを学習し、絵を描き、文章を作り、経済動向の先読みさえできるようになった。では、これらを脳に埋め込んだら……?
過去の偉人の脳の再現、脳刺激による睡眠欲や食欲の制御など、脳と人工知能の融合研究について最先端を紹介。これはSFの世界ではなく、近未来への展望。