人間が生きているってこういうことかしら?
中村桂子・内藤いづみ 著
ポプラ社 1650円
生命誌研究家の中村桂子氏と在宅ホスピス医の内藤いづみ氏の二人による対談形式で本書は進む。それぞれの経験からみえるものを語り合い、いのち・生・死などの普遍的で根源的なテーマに近づいていく。
一方で、現代における感染症や環境問題、DNA解析などの最先端情報を取り上げ、科学・医学の目指すべき方角についても二人は意見を交わす。「人間は生きもの」という当たり前過ぎて見えづらい事実について、人間100年、人類500万年、生命38億年の繋がりから大らかに朗らかに読み解いてみませんか?