ドイツ臨床家がプロジェクト立ち上げ
ドイツ人医師で、小児はりの臨床家・トーマス・ベルニッケ氏が、ウクライナから避難している子どもたちを「小児はり」で治療するプロジェクトを立ち上げ、同国で活動を行う。トーマス氏が顧問を務める日本小児はり学会(井上悦子会長)が、支援に向け寄付を募っている。
ヨーロッパで小児はりの普及活動を行っているトーマス氏は、このたびの戦争で、ドイツにもウクライナから多くの女性や子どもが避難し、中にはトラウマを抱えた子どももいることから「困難を抱える人たちを私たちにできる限りのことを尽くして何とか助けたい」と考え、行動を起こした。既に児童精神科医、小児科医、小児理学療法士などプロジェクトに賛同するメンバーが集まり、ドイツのトーマス氏の小児科クリニックで子どもたち15人を受け入れたという。
トーマス氏は、2011年の東日本大震災の際に、自身の患者やドイツ銀行、ドイツ国立テレビ局から義援金を集め、小児はりを含めた伝統医学で被災者支援を行う「被災者支援プロジェクトチーム 東洋医療」(樋口秀吉代表)に200万円以上を寄付した経緯がある。
今回のプロジェクトは、ドイツの医師を中心に設立され、小児はりなど日本の伝統医学を普及する協会「国際日本伝統医学協会(IGTJM)」の後援を受けている。
寄付金は一口2,000円より、日本小児はり学会(事務局:nihon@shonihari.jp)が窓口。
寄付金先について
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店名:0九九店(ゼロキュウキュウ店)
店番:099 預金種別:当座
口座番号:0270329
加入者名:日本小児はり学会