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今日の一冊 文豪と感染症―100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか
永江 朗 編 朝日文庫 748円 『はやり風をおそれいましめてしぐれ来し浅夜の床に一人寝にけり』『はやり風一年おそれ過ぎ来しが吾は臥りて現ともなし』(斎藤茂吉・歌集「つゆじも」より)――20世紀初頭に全世界で流行したスペイン風邪。大正時代の日本の文豪たちも、その脅威に直面していた。当時の世相を反映
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