未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと
奥 真也 著
講談社現代新書 990円
2025年、初の本格的認知症薬が誕生。2030年、AI診察が主流になり人類は感染症の脅威から解放される。2035年にはほとんどの癌が治癒可能になり、2040年には神経難病や糖尿病が克服される――。埼玉医科大学総合医療センター客員教授で、創薬・医療機器・医療ビジネスに造詣の深い著者が語る「未来の医療年表」。新型コロナウイルスの流行をはじめとする時事や最新の研究を踏まえ、一つひとつ根拠を持ち展望を示す。フリーアクセス性に代表される、「ガラパゴス」な日本の医療事情の特色も解説。