JB「会費免除いち早く」
全柔協「4億円投じ支援」
日整「除菌水等無料で」
新型コロナウイルスの影響で経営に深刻な打撃を受ける接骨院・整骨院も少なくない中、いくつかの柔整師団体で、会費免除やマスク等の物資支援といった所属会員への支援策が講じられている。
3月下旬にいち早く会費免除を打ち出した社団JB日本接骨師会(JB)は、令和2年3月から翌年2月までの1年間、月会費1万2,000円を免除する。今年度予定していた講習会や主要行事、超音波観察装置購入助成金制度等の一部を停止し、支援の財源に当てるとしている。
全国4,000人の会員を抱える全国柔整鍼灸協同組合(全柔協)は、令和2年5月から翌年3月までの定額会費5,000円に加え、3月から5月までの施術分の定率会費(総請求額の2.96%)を免除することを決めた。今後入会する柔整師も対象としており、患者減少などの事態の深刻さを鑑みて、約4憶円を投じて支援に当たると話している。
また、公益社団法人日本柔道整復師会(日整)は、会員約1万6,000の施術所に除菌水1㍑程度(弱酸性次亜塩素酸水)とマスク10枚を無料配布することを、5月にホームページ上で発表している。