患者になった名医たちの選択
塚﨑朝子 著
朝日新書 660円
「走る整形外科医」が片麻痺に。癌と向き合う医師が自らの乳癌を発見。針刺しの医療事故によるB型肝炎への感染――医療者といえど、あるいは医療者だからこそ、自らの病の可能性を切り離すことはできない。だが、日本では生涯で2人に1人が癌に罹るにもかかわらず、「医者が癌になるなんて困ったものだという風潮」もあるという。そんな世界の第一線で活躍しながら、予期できぬ自身の難病と向き合うこととなった医師たちが、自らの闘病経験を赤裸々に語る。病が豊かにした18人の医師の人生物語。