精神科医の話の聴き方 10のセオリー
小山文彦 著
創元社 1,650円
「困った」「どうしよう」「つらい」「憂鬱だ」――。身近な家族や友人、職場の同僚からこのように言われたらどうするか。悩む心と言葉を、どのように受け止めたらよいのか。「対話の『場』を決める」「素直に受け止める」「『専門家』風にならない」「理解と示唆を急がない」といった10の基本原則を、労災病院などでストレス関連疾患の診療を経て、厚労省の委託事業や保健相談員など多彩なフィールドで活躍してきた精神科医が提示。それらに基づいた具体的な対応を、様々な場面ごとに紹介する。