鍼灸柔整新聞

今日の一冊 免疫と「病」の科学

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免疫と「病」の科学
宮坂昌之・定岡 恵 著
ブルーバックス 1,188円

 病原体などの異物が体内に侵入すると免疫系が働いて、組織が赤くなり、腫れて熱を持ち、痛むようになる、いわゆる炎症反応。通常、炎症は体の中で起きている異常状態に対する正常な防御反応で一過的なものだが、例外的にダラダラとくすぶるように続くことがあり、これを慢性炎症と呼ぶ。近年の免疫学の研究では慢性炎症が脳梗塞や関節リウマチ、糖尿病、アルツハイマー病などあらゆる疾患と深く関わっていることが分かってきた。日本の免疫学の指導者らが、そのメカニズムとともに最新の治療法についても解説する。

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