奈良県橿原市が今月、柔整療養費の受領委任を扱う施術者団体に対し「支払い方法に関するアンケート」を行っていることが分かった。
アンケート内容は「過誤調整について対応しますか」「その際、所属の施術者間で過不足が出れば金額調整はこれまで通り貴団体がすると理解してよいですか」など6問。
同市は市内の柔整師らが原告となった、「過誤調整」を巡る療養費未払い訴訟で敗訴、控訴棄却を経て上告中(参考タグ:橿原市相殺裁判)。原告側の補助参加人として裁判に参加する全国柔整師協会によると、「同市が主張する過誤調整の正当性を補強するための証拠作りだと思われる」といい、近畿圏を中心する施術者団体へ注意喚起し、慎重な対応を求めるよう呼びかけを行ったという。